子どもが相手の言葉がわからなくて困っている時の支援方法を集めています。同じようなねらいの場合は返信から、また違った角度のねらいの場合はコメントから投稿して頂けると嬉しいです。
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子どもの現場で実践されて有効だった支援方法を集めています。
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逐次読み(一文字ずつ読むこと)になって困っている時
年長幼児
文字を読む際に、一文字ずつゆっくりになる子どもが居ます。
普段の会話では特に気にならないこともあります。
年長になりますと、ひらがなはある程度読めるようになる子どもが多いですが、単語としてひとまとまりで読むのが難しい場合があります。
まだ物の名前を知らなかったり、語彙が少ないことが原因の場合もあります。
普段から興味と結びついた本や絵本を読むことを積み重ねることが有効なことがあります。
プレッシャーや苦手意識にならないように注意しながら、取り組む必要があります。
自分の言葉で説明することが難しくて困っている時
年長年中幼児
状況や自分の気持ちを説明することが難しい子どもが居ます。
『何をした?』『どうだった?』と聞いてもあまり言葉が返ってこなかったり、説明が難しい場合があります。
絵カードを使って『何をしている?』とか『どんな顔している?』などとクイズ形式で聞いてみると難しさがわかることがあります。
まだ言葉が出ない幼い時からわかりやすい言葉でゆっくり話しかけられる経験をすることも大切ですし、言葉が増える3歳児以降は遊びの中でも言葉のやり取りをしながら遊ぶことも大切です。
あまりにきちんと言葉にすることを要求しすぎますと、話すこと自体が嫌になり、余計に言葉が出なくなったり、話すのが嫌になることがありますので注意が必要です。
話してよかった、伝えてよかったと感じることが基本になります。
自分の言葉が不明瞭で困っている時
年少幼児
話し言葉が不明瞭で、周囲がわかりにくいことがあります。
構音の難しさがある可能性がありますが、逐一訂正するのではなくて、基本的には話すことが楽しい、伝わって良かったという感覚を持ち続けることが大切です。
年中の終わり頃でも特に気になるようでしたら、一度言語聴覚士による構音の検査を専門機関で受けられることをお勧めいたします。
説明がわからなくて困っている時
年長幼児
説明が長くなり、わからないと感じると話を聞かなくなる子どもがいます。
それが時にはプライドが傷つき、注意喚起行動に現れることもあります。
幼児全般に言えるかもしれませんが、説明は出来るだけ端的に要点を絞って伝えることがとても大切だと思います。
絵本や紙芝居等の読み聞かせが苦手で困っている時
年中~年長幼児
長い話を聞きながら、持続して物語を楽しむことが難しい場合があります。読み聞かせが難しい気持ちを離席や注意喚起行動として表す場合もあります。
読み聞かせという取り組み自体が難しく、合わないということが原因の可能性があります。
離席して離れた場所からみることをまずは認め、持続して聞き続けることを要求しないようにすることも子どもによっては大切です。
長い目で見て、繰り返し同じ絵本を読むことで、楽しさや内容がわかるようになっていく姿になってきたりします。
わかりやすく。興味がわくような絵本にするなど、本人に合う本を選ぶこともとても大切です。